当サイで1番最初の記事になります。
どの題材で執筆しうか色々と悩みましたが、やっぱり1番最初のネタはこれにしました。
『どのECサイトが売れるのか』です。
これは知り合いの店長さんや経営者の方の中でも、本当に良く話題になることです。
この頃売れてるぅ~??
楽天とかYahoo!とかあるけどさ、ぶっちゃけ今どのサイトが売れてんの?
この問題は、出店する前も出店した後もずぅ~っと気になります。
まぁ普通に考えて当たり前のことですよね。
やっぱり、どのサイトでどのくらい売れているのかは知りたいところです。
ただ、これは取り扱われている商品や、サイトの運用方法など、経営者の方や店長さんの『目標』やECサイトを運用した『ゴール』によって、どのECサイトから新規出店を始めた方がいいか、そして今現在運用されているECサイトのどこからした方がいいか、順番が変わってくると思います。
ってことで、色々な角度から大手ECサイトの状況をまとめておきました。
一番やりたくないのは、どの仕事でもそうですが『こんなはずじゃなかった』ってことです。
ECサイトの運営でこの”イメージ違い”が発生すると、利益に直結する話になるので大損する可能性があります。まずはまとめた内容をしっかりと確認してみて下さい。
これからのECサイト運営は『どこ』から『なにを』するのかを考える
ECモールへの新規出店を検討されている方も、既にECモールへ出店されている方も、絶対に考えなくてはいけないのが、【月額固定費】や売れた時の【ロイヤリティー】ですよね。
これはECモールを運営する時には絶対に発生することですね。
唯一このしがらみから逃れる方法があるとすれば、『自社ECサイト』の運用です。
但し自社サイトの運営には開発テクニックや、売れるまでの時間など”先行投資”が大きく発生してくると思います。
ってことで、今回はモール毎の特色を簡単にまとめてみました。
まずはこれからECサイトの運営を行っていく上で、運営者さんや店長さんが決めている『目標とゴール』に近いところから、新規出店を考えて頂いたり、既存店舗の改修着手の順番などの指標にして頂ければと思います。
まずは自店舗が納得できる目標とマッチングしやすいECモールを選択する
費用 | 売れ行き | 集客力 | 将来性 | |
楽天市場 | × | ◎ | ◎ | △ |
Yahoo!ショッピング | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
amazon | △ | ◎ | ◎ | 〇 |
自社EC | ◎ | × | × | ◎ |
◎…とても良い 〇…良い △…あまり良くない ×…悪い
この中に、あえて入れなかったのが…
・au Wowma!
・Qoo10
・SHOPLIST ( ファッション通販 )
この3モールは入れませんでした。
正直、上記3モールの作業を行うのであれば、将来性のある『自社ECモール』の開発や作成を行うのがベストです。特に、au Wowma!に関しては、新規ユーザーの流入がほとんどないので、 au Wowma!への新規出店は一番やってはいけないかもしれませんね。
KDDIという大きな集客力を持ち、CMや3太郎の日など広告費をしっかりとかけているのですが、モールの方にはほとんど回ってきてなさそうですね。。。
そして、2019年9月12日に電撃発表があった、国内最大のファッションECサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」が ソフトバンクグループ傘下のヤフーに買収された件。
これによって、国内でも多数の出店企業があるファッション・アパレル系のECサイトは、今後どのように運営をしていくか、しっかりと考えなくてはいけなくなりましたね。
特にヤフーはYahoo!ショッピングだけでなく、今後立ち上げ予定のある「PayPayモール」や 「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」 をどのように広げてくるか、年末あたりに発表されるであろう、戦略発表は特に重要かもしれません。
少し話が、それましたが上記の4モールについてももう少し詳しく解説をしていきたいと思います。
楽天市場
まずは、言わずと知れた大手ECサイトの楽天市場はやっぱり人気があります。圧倒的な集客力と、なによりも『買おう!』って強く思うお客様が非常に多くいらっしゃる気がします。内容をしっかりと把握されれば、ある程度の売上を見込めることができます。
但し、あらゆる面で費用が掛かってくるのがネックです。メールマガジンの配信にも1件1円の料金が発生します。10,000人に配信すれば、売れた売れないに関わらず1万円追加料金が発生します。アフィリエイト料率も8%位でほぼ固定です(笑) なので開店してから請求書が来たときに、「っえ!?こんなに払うの!!」なんてことが良くおきます。まずしっかりと内容の確認しておきましょう。
それと運営上で面倒くさいのが、ルールの厳守をしなくてはいけないってことです。近年の楽天市場は、色々と制約が決められています。例えば検索結果に表情される画像は、楽天が指定した形で作らなくてはいけません。決済方法も全て楽天の支配下に置かれるので、銀行振込とかコンビニ前払いはやりたくないって思っても、拒否することはできません(笑)
このような制約を守らないと、検索結果商品出てこないとか、強制閉店や退転ってことになります。例えば偽物や粗悪品を売ってる場合なんかは、退転になってもしょうがないですし、ってか犯罪ですからね。
楽天ポイント / 楽天カード / 楽天モバイル
楽天市場に出店したときの魅力は、なんといっても国内No,1シェア誇る楽天カードの保有ユーザーと、こちら圧倒的な人気の楽天ポイントが大好きユーザー訴求することできることですね。
そして、楽天スーパーポイントプログラム(SPU)が毎日開催されており、5と0のつく日は『楽天カード利用ポイント5倍』の人気イベントも開催されます。また、楽天お買い物マラソンや、楽天スーパーSALEなどのイベントも満載です。楽天カード楽天ポイント使ったイベントは、集客力が圧倒的にあります。これらの企画で捻出されるポイントは楽天さんが負担してくれるので、利益率心配無用です。
そして、今は延期なってしまいましたが、楽天mobileの立ち上げです。国内で第4のキャリアになる楽天mobile。楽天カードや楽天ポイントとの連動当然行ってくるので、購買意欲の高いお客様が多くなりそう。これには正直期待しちゃいます!
楽天市場が定期的に開催する代表格のイベントがコチラです↓
楽天物流の活用!今後は送料無料が必須
これから、出店を検討されている方はここが1番重要になると思います。なんと2020年春頃楽天市場で販売している全て商品は『3,980円(税込)以上で送料無料』の設定が必須になります。
これまでは送料の金額設定も店舗が独自に行っていたのですが、今後は全店舗一律の設定ルール化されます。
正直言って、これは超やりづらいです(怒)利益率や客単価の高いショップさんであっても、客単価の低い店舗さんであっても、これは相当利益率を圧迫させます。そして、楽天市場これ対しての補填はほとんど行いません(笑)
正直なところ、この発表があってから自ら退転をされる店鋪さんが結構でてきているのは事実…。う〜んこの戦略どうなんでしょうか?
そして、はいそう関連でもう1つ気になるのが『楽天ワンデリバリー構想』ですね。楽天物流を立ち上げ、商品の保管と管理から注文が入ってからのお客様発送まで、一気通貫で行うとのことです。配送までやってしまうんですね(笑)
たぶんですが、楽天物流商品預けている店鋪には、送料無料件の改定を行った際にあるていどの補填発生しそうですね。この点に関しては、物流業界との確執もあるんでしょうが、amazonを意識した取り組みの一貫ですね。
楽天ワンデリバリー
包括的な物流サービスを提供する 「ワンデリバリー」構想の実現に向けた取り組みを本格化
楽天市場
全店舗共通の楽天pay決済プログラム
メリットデメリットもありますが、個人的には、この楽天pay決済プログラムは良いと思います。まずは、店舗側で色々申請したり、登録する手間がなくなったことです。
審査内容あるので、全ての決済プログラム出来ない場合ありますが、全て決済プログラムを楽天さんが管理してくれるので、とりあえず安心です。金額保証もしっかりしているので、問題が起きても全て間に楽天さんが入ってくれるので安心です。
Yahoo!ショッピング
圧倒的な利益率誇るYahoo!ショッピング。正直いって、全くとは言いませんが、本当にほとんどお金がかかりません。
楽天さんはメルマガ1件1円のお金が発生しますが、これもYahoo!ショッピングは無料です。担当してくれる営業さんにも少し遠慮しちゃうくらいお金がかかりません(笑)
設定される目標やゴールにもよりますが、ECサイトの運用圧倒的利益率高めたいのであれば、Yahoo!ショッピングがおすすめです。自社ECサイト並の低コストで、モールに出店出来るのは大きな魅力だと思います。
但し、売上を作るのは楽天市場よりも少しだけ難しいかしれません。っていうのも、Yahoo!ショッピング自体はそこまで大きく売れません。取り扱い商材などにもよりますが、良く周りのショップさんから聞くのは『楽天市場の売上の半分〜1/3程度』だと聞きます。この辺りはモールのパワーバランスがありますから、良く検討した方がいいですね。
EC革命が引き起こした衝撃の”無料化”計画
Yahoo!ショッピングではなく、会長の孫さんが起こした『eコマース革命宣言』
発表された時は私もその現場にいたのですが、発表された瞬間、会場は一旦フリーズしたのを覚えています(笑) 同時に「いやいや、それは無理でしょ。なんかのドッキリかい?」って思ったくらいです。
でもしっかりと実現させてくれちゃいました。なので、Yahoo!ショッピングで月に1,000万円位の売上作っているお店は最高です。正直、広告もやらず月商で1,000万円くらい作った場合、ヤフーへ支払いはだいたい30〜40万円くらいです。これは破格です(笑)ただ、これは本当に一握りの成功店鋪です。革命が起こる前から出店されていて、月額固定費や売上手数料も長年しっかり払われていた店鋪さんが、今は得をしているってことです。
タダほど高いものはないなんて言いますが、そとの通りで、今は出店店舗数爆発的に増え、競合がひしめきあう激しいモールになているのは事実です。売れるには少しテクニックいりますが、商売的に考えると非常に魅力的なモールなのは間違いありません。
eコマース革命宣言
Yahoo!ショッピングへの出店プランや、eコマース革命の概要はこちらからご確認下さい。
Yahoo! JAPAN
検索でヒットさせたい商品に対してのPRオプション
別に気にする必要もありませんが、今後の為しっておいた方がいいのが、eコマース革命で全てが無料になったYahoo!ショッピンは、なにで儲けるのか?この答えは簡単で、広告販売で売上と利益を作ってこようします。まぁ〜ビジネスなんで当たり前ですよね。
ただ、今はメール配信広告もweb上掲載されるディスプレイ広告効果はありません。多少アクセス人数増えますが、そこまで売上は作れません。なので、広告のメニュー自体は減ってきていますし、あまり売れてません。じゃぁどこでYahoo!ショッピングは設けているのか?
それが題名にもあった『PRオプション』と呼ばれるシステムです。
ショップ全体か商品別にこのPRオプション料率を設定することができます。料率設定は1%〜最大30%の設定可能です。料率の数字が高ければ効果は出やすくなりますし、低ければ効果は出にくくなります。ちなみこの効果とは『検索結果の順位』だったり『イベントでの露出』だったりと色々あります。
ちなみにYahoo!ショッピングの検索結果画面には、「この商品はPRオプションが設定されています」なんて広告っぽい露出は一切しません。普通の検索結果として表示されます。そして、この料率こそがYahoo!ショッピングの利益につながるわけです。販売金額×設定したPRオプション料率となり、この金額Yahoo!ショッピングに支払います。まぁ〜結局はロイヤリティ支払うのかって感じですが、この料率は当たり前ですが運営側で設定するものです。やりたくなければ、正直PRオプション無しでも大丈夫です。
そして、今はこのPRオプションの効果がそこまで絶大なものではなくなってきました。通常検索結果でも表示順位が確保できるようになってきました。一昔前は酷い状態でしたが(笑)
このPRオプションという概要と、賢い使い方はまた別の機会に内容をまとめて記事にさせて頂きますね。
ZOZOTOWNやPayPayモールなど今後の成長度は無限大!?
今後のEコマースビジネスの未来左右すると言っても過言ではないのかもしれません。
ソフトバンクグループが買収したZOZOTOWNの効果は絶大でしょう。
そして、孫会長が多額の資金を投じているpaypay事業。こちらもオープン間近となっているpaypayモール。この2つに現在進行中のアスクルで販売を行うLOHACO(ロハコ)モール。打倒amazonと楽天市場に向けて、着々と準備をすすめていますね(笑)
そして、我々が気になるのがpaypayモールとZOZOTOWNへの出店や販売がどうなるのか。paypayモールへの出店は色々と制約がありそうですが、今後の展開には大きく期待です。
ちなみにZOZOTOWNもEC革命の恩恵を受けて、全て無料とかになるんですかね?そしたら、現在出品されているアパレル系のショップさんは最高ですね。今後の動きに期待大です。
amazon
さて、最後になってしまったのが巨大モンスターのamazonアマゾンです。
アマゾンの料金体系は超シンプルです。
料金プランには「大口出品」と「小口出品」があります。
これは簡単に言えば、大口が法人。小口は個人みたいな考え方で良いと思います。
そして、ここでは大口出品をベースに話を進めていきます。
まず、大口出品の場合は月間登録料の4,900円(税抜)がかかります。
そしてジャンルによって販売手数料が決まっています。
服&ファッション小物や家具・インテリア・キッチンは15%の販売手数料が発生します。販売したら、この料率を支払うだけで他の家賃とかシステム利用料とかはありません。売ったら売った分だけです。
https://services.amazon.co.jp/services/sell-on-amazon/individual-promerchant.html
https://services.amazon.co.jp/services/sell-on-amazon/fee.html
出品登録が不要!? 相乗り出品とは
これぞアマゾンって思う売り方なのが、相乗り出品ですね。
販売した商品がamzonサイト上に存在しているのであれば、そのページで販売することができます。やり方は色々とありますが、今すぐ売上を作りたいとお考えであれば、販売したい商品がamazonで出品されいるのかを調べるのもいいかもしれません。
やり方にもよりますが、これは以外と直ぐ売れます。
結構びっくりするレベルで売れるので、販売前に在庫確認や配送準備を済ませておくことをオススメします。
自社ECサイトの開発
最後になりましたが、『将来性』が非常に高く『運用費用』の経費もほとんどかからないのが、自社ECサイトですね。但し、非常に高度なテクニック(在庫や受注関連のシステム的な要素とSEOやUI系などwebの高い知識)が必須となります。
なによりも、ECサイトを自分で作る1から作るわけなので、選択肢は膨大です。
在庫や受注関連のデータをまとめるカート設定や、楽天RMSのようなCMS( コンテンツ・マネジメント・システム )をどこに決めるか、集客方法でアフィリエイトを使うか、もしくはSNSで拡散するかなど…やることははてしなく膨大です。
そして、高度なテックニックを有していても、なかなか売れないのが悲しいですけど自社ECサイトの特徴でもあります。
ただ、だからといって『やらない』って選択肢ないと思います。
ここで重要なのが非常に高い『将来性』です。
今後、楽天市場やYahoo!ショッピング、amazonはモール同士の抗争を繰り広げてくるでしょう。
「向こうが送料無料にするなら、こっちもやるぞ!」
「あっちはポイント5倍なら、こっちは10倍だ!」
「あそこには物流倉庫があるから、こっちも作ろう!」
などなど…色々とやっていきます。
最終的にはエンドユーザーに大きなメリットが与えられますが、そこに出店しているお店は正直言って【最悪】ですよね。すごく振り回されます。決済方法や送料代金やら、何の為に商売をしているのか、たまに理解できないときがあります(笑)
ただ、自社ECサイトはその点でふりまわされるこはありません。
webやEC業界の大きなトレンドや流行はあるにせよ、大事な部分は運営側で決定することができます。って当たり前の話しですはありますが…
但し、少し話が矛盾してしまいますが自社ECサイトを立ち上げる前に、必ずどこかしらの大手ECモールに出店されているのがオススメです。
理由としては、在庫データや商品データを自社ECサイトに移行するのがとっても簡単だからです。
この手の作業を行う外注業者さんもいっらしゃいますが、データがあるとないのとでは大違いで、大手ECモールのデータがあれば、安い金額でデータ移行をしてくれます。
これが無いとなると、結構たいへんです。
基本的には「楽天市場のデータはありますか?」ってくらい、楽天基準で外注さんは物事を判断されている傾向にあります。amazonはまずデータが抜けないのと、データが独特なので使えないと思います…
なので、順番としては…
①大手ECモールを立ち上げる
②既に立ち上げている場合は、商品データの精度を上げる
③ECモールで目標にしている売上が達成できた
この上記3つが揃えば、自社ECサイトの開発がGOになってくるかと思われます。
手短に済ませてしまいましたが、参考にして頂ければ幸いです。
最後のまとめ
最後までお読み頂きありがとうございました。
当サイトで初めての原稿となりましたが、内容はいかがでしたでしょうか?
誤字脱字や、何用に不備があった際にはご連絡を頂けるとありがたいです。
そして、今後は各モールの細かい運用方法や販売方法のポイント、超絶便利なフリーソフトの活用術など、なるべく頻繁に記事を投稿させて頂きたいと思います。
また、投稿する記事の内容に関しましては常に募集しております。
楽天市場のSEO最適化って具体的になにしてる?
Yahoo!ショッピングのPRオプションは賢い使い方ある?
など、どんな内容でも構いません。
ECモールのことでも、WEB業界のことでもなるべく内容をまとめ記事にして投稿させて頂きたいと思いますので、今後とも宜しくお願いします。