前回の記事ではECモールの正しい選択について、投稿させて頂きました。今回は出店手続きなどの細い内容は省略して、売上の元になる商品ページの内容を投稿させて頂きます。
ECサイト立ち上げたばかりの方も、開店休業状態から再度立ち上げる方も、そして運営はしているがなかなか売上が作れない方も、まずはこの記事の内容重要性しっかり考えて頂いた方がいいかもしれません。
ECサイトって色々とやることが多いよね。トップページ作ったり、受注処理したり、在庫の入力とか、本当にやることが多すぎる…
でも、その中で1番重要で最も大事にしなきゃいけない仕事ってなんだろう?
正直に言うと、どの作業も大切です。ただ、売上に1番関わり、当サイトにも掲載している「売れるECサイトの運営」を考えると、最も大事にしなくてはいけないのは、商品ページの制作ですね。
では、なぜそこまで商品ページ制作が重要なのか。それはECサイトの中で唯一「売上作る仕事」になるからです。当たり前って言えば当たり前ですが、やることが多すぎて、この点が有耶無耶になっちゃいます(笑)
デザインセンスが高くて、どんなにカッコいいトップページも、売上は作ってくれません。お洒落な雑貨だけ集めたカテゴリページや特集ページを作っても、掲載している商品ページが良くなければ売れません。当然のことです。
そして、商品ページの制作工程を蔑ろにすると、安売りやポイントをいっぱつけて利益率が低下します。そしてそれでも売れないと、「ECってやっぱり面倒くさいな」って話になってやめていきます。これは本当にもったいないです。
では、その商品ページ上手に作る活用方法をまとめていきますね。
1番最初にやること…そしてECのお仕事で一番重要なことかもしれない
しつこいようですが、インターネット上でお買い物をされるお客様は、極論を言ってしまうと、どんなにサイトのデザインがかっこよくても物は買ってくれません。魅力的な商品を余すことなくしっかりと見せている商品ページ見て、買ったあとの想像力を楽しみながら、商品を購入します。私達が運営しているのは、WEBサイトではありませんよね。ECサイトです。アクセス人数やPV数、セッション数も大事ですが、1番重要なのが売上転換率です。
もちろん、お洒落なトップページを作り、しっかりとカテゴライズされた秀逸なカテゴリページがあれば、それは絶対にいいです。ただ、商品ページがダメだとアクセス人数やアクセス数はとれても絶対『売上』つくることはできません。ここがECサイトを運営していく上で一番重要になる部分です。なので、どんな時でもこの商品ページを作るお仕事を一番大事にして下さい。
販売する商品の選定
まずは、ネット上で実際に販売する商品を選びましょう。
「売る商品は1つだけ」ってことはさすがにないと思うので、しっかりと吟味して下さい。
その際に、少し気にして頂きたいのが『バリエーションの豊富さ』になります。
例えば、「綺麗なグラス」を販売しようと考えます。
そのグラスには「大・中・小」や「S・M・L」のサイズがあれば、1つのページにまとめて販売する方法がベストです。同時にカラーも「クリア・ブルー・レッド」であれば、これも1つのページにまとることをオススメします。但し、これには販売価格を同じにする必要がありますが…
そうすることで、この「綺麗なグラス」はサイズも3つあり、カラーバリエーションも3つあることになります。一般的に路面店で考えると、同じカテゴリの商品は近くに陳列しますよね。
これは、購入するお客様がその場ですぐに『商品の比較』をすることができるからですよね。ECサイトでも、 購入されるお客様が 『商品の比較』を瞬時に出来る方法がベストです。
https://item.rakuten.co.jp/angers/127077/
そして、ECの中で1つの商品ページに情報をまとめる大きな利点があります。
それが、
・在庫数が1つの商品ページに集約できること
・商品の購入履歴が1つの商品ページに集約できること
・購入して頂いたお客様からの感想(レビュー)が1つの商品ページに集約できること
などなど、1つの商品ページに情報をまとめることができるからですね。
この1つの商品ページに色々な情報を集約しておくと何故いいのかは、次回の記事で詳しく解説していきますね。
1番売りたい商品を1番最初に制作するのはNG
そして、意外に重要なのがこちらです。
「とにかく売りたい」「早く売上が欲しい」と気持ちが焦っていると、必ず1番売りたい商品や1番自信のある商品から販売しようとしてしまいます。
実はこれが失敗の始まりでもあります…
まずは、1番売りたくて自信のある商品の制作は商品ページの制作が慣れてきてから進めた方がいいです。最初から上手くページを作れるものではないです。そこまで簡単な世界でもありません。まず最初は「この辺の商品は後でもいいかな」って商品の制作から進めるのをオススメします。
まずは色々な販売方法や制作方法をテストした方がいいです。
ちなみに私は新しいショップの運営を手掛ける際は、必ずこの作業を1か月間はこなします。
それが新規で立ち上げるショップでも、完全なリニューアルを依頼される時などは特にこの作業を重要視します。
そして、今後お店のエースとなって売上を作ってくれるであろう商品ページの制作は、テスト作業を終えてから本格的な作業にとりかかります。
では、何故そのような作業を行うかと言うと…
・テストページ制作中に色々な不具合や失敗が浮き彫りになる
・テストページの制作過程で色々な販売アイディアが出てくる
・実際に販売したページの転換率や売上などの情報が得られ、改善策が生かせる
そして、なによりも「商品ページの制作に慣れる」ってことで、とっても重要です。
あまり先延ばしにするのも良くはありませんが制作に慣れる前に、お店のエースとなって売上を作ってくれる商品ページを1番先に作ってしまい、情報量も完成度も低いと売上も作れません。結果、また同じ商品の制作をやり直すってこともありますので、最初は落ち着いて制作する商品の選定をおすすめします。
撮影?HTMLやCSSのタグ?最初に行う作業は
販売する商品ページが決まったら、まずは何をするべきか。
商品ページの制作工程って色々とあると思います。
・商品の撮影
・撮影画像の加工や色補正
・HTMLやCSSでレイアウトの編集
実は、上記で上げたような作業は最初に行いません。
一番最初に行うことは「販売する商品情報」から内容をまとめましょう。
この商品情報をしっかりとまとめることが一番重要で、一番大変な作業です。
この時に、下記の項目までしっかりと集められるといいかもしれません。
①ブランド名や商品名称など
②商品のサイズや制作国、使われている素材などの商品仕様
③実際どんな時に商品を使うのか、商品の使用用途
④商品の特徴を項目別にしっかりとリストアップする
⑤集めた情報を元に300~400文字程度の文章にまとめる
この作業を、撮影やHTMLでページレイアウトを編集する前に行っておくと、スムーズに商品登録の作業が行えるのと、購入して頂くお客様に商品の詳細を余すことなくお伝えすることができるようになります。
是非、商品ページの制作をする一番最初の重要な工程として取り組んでみて下さい。
商品ページの制作順番と重要性を理解すると、可能性が広がります
今回は商品ページの重要性について、掲載をさせて頂きました。
ECサイトの運営で1番重要なのは、なんといっても「売上」です。
まずはトップページのデザインとか、アクセス人数やページビューなどの数字は頭の中から一旦消して、まずは「売上を作る」点をしっかりと明確にしていきましょう。
そこ作業がひと段落してからトップページや特集ページなど、UIデザインや回遊性やユーザービリティーを高めることによってベースの売を更にアップすることができます。
ちなみに、プロジェクター付きのシーリングライトを販売されているお店が、楽天市場に出店さrています。なんと登録商品数は1点だけ。トップページもほとんど作ってないです(笑)
ただ、家電系のランキングでは上位に入賞してきます。価格も64,800円(税込)とけっして安いものではありません。商品の特徴をしっかりとページの中に反映がされており、「この商品を購入すれば、こんなに楽しくなのるのかな?」ってことがページを見るだけで安易に想像できるように工夫がされていると思います。
是非、1度ページを見て参考になさってみて下さい。
https://item.rakuten.co.jp/popinaladdin/pa18u02vn-2/